短期間独学で英語を身につける効率的勉強方法
この記事で紹介する英語の勉強方法は、高卒程度の文法が理解できる人向けです。
中学・高校英語の勉強方法は別記事に記載します。
現在、大学生か社会人で、基礎的な文法はできるけど、リスニングやスピーキングに自信がない人や英会話を身につけたい人に向けた記事です。
英語習得に必要な4つのスキル
英語をつかいこなすには、4つのスキルをバランス良く身につける必要があります。
4つのスキルとは、以下のものです。
- リスニング
- リーディング
- スピーキング
- ライティング
この4つを練習していけば、英語は必ず使えるようになります。
私は今では英検1級、TOEIC 965点を取得しています。
しかし、英語の勉強を始めたときは、勉強方法が分からず遠回りしました。
皆さんには、無駄を省いて、最短距離を進んでいただければと思いこの記事を書きました。
リスニングの効率的な勉強方法
リスニングは、多くの日本人にとって、最初に突き当たる壁だと思います。
私がリスニングの練習を始めたころ、まったく聞き取れなくて絶望しました。
夜中に「なんで聞き取れないんだ!」と言いながら目覚めたこともあります (今振り返ると、アブナイですよね)。
なんでもそうですが、焦るのはよくないです。
継続すれば、聞き取れるときが必ずきます。
音声とテキストがセットになった教材を準備する
では、具体的なリスニングの練習方法を説明します。
リスニングは、必ず音声とテキストがセットになった教材をつかいます。
理解できない音声を、ぼんやりと聞いてもリスニングは上達しません。
特に使いたい教材が決まっていない方には、以下がオススメです。
- NHK語学講座
- VOA Learning English(スマホアプリ)
たとえば、NHKの語学講座でリスニングの練習をすると仮定します。
その場合、1日分のパートを2、3回繰り返して聞きます。
もちろん、少なくとも1回目はテキストを目で追いながら聞きます。
リスニングは3ヶ月つづければ効果を実感できる
1日あたり15分は、リスニングの練習をしましょう。
やる気のある方は、30分でも1時間でも、やればやるほど効果が高まります。
この練習を3ヶ月続けると、シャワーのように切れ目のない英語に、切れ目を感じるようになるでしょう。
私の場合、ちょうど3ヶ月くらい経った頃に、英語の切れ目を感じるようになりました。
この感覚を覚えると、英語の勉強がすごく楽しくなります。
ぜひ、この経験をするまで、諦めないでください。
リスニングの詳しい勉強方法は、以下の記事に記載しています。
短期間で効率的に身につく英語リスニング勉強法
リーディングの効率的な勉強方法
読んでも理解できない英語は聞いても理解できない
英語を身につけるうえで、リーディングも非常に重要です。
読んでも理解できない英語は、聞いても理解できません。
このため、リーディングの練習は、リスニングの向上にも役立ちます。
簡単な英文をたくさん読むといい勉強になる
私が大学に入って、実用英語を勉強しはじめたとき、TIMEやNewsweekを読んでみました。
結果的には、あまり効果がなかったように思います。
なぜなら、内容が難しすぎたためです。
使える英語を身につけたいなら、簡単な英語をたくさん読むのが効果的です。
たとえば、以下のサイトには、読みやすい英語で書かれたニュースが掲載されています。
ここで気に入ったニュースを見つけたら、Wordやメモ帳に本文を貼り付けて印刷しましょう。
印刷したニュースを、辞書を使いながら読んでいきます。
辞書は、もちろん、スマホやパソコンの辞書を使いましょう。
辞書は以下のサイトが便利です。
https://eow.alc.co.jp/
印刷するのが面倒であれば、画面上で読んでもOKです。 ただし、画面で読むと目が疲れるため、ときどき目を休めましょう。
リーディングの詳しい記事は、以下の記事を参照してください。
短期間で効果を上げる英語リーディングの効率的勉強方法
スピーキングの練習
スピーキングは、日本の学校ではあまり練習しないため、苦手意識がある人が多いと思います。
しかし、コツさえつかめば、ある程度までは向上しますので、少しずつ練習しましょう。
スピーキングの練習でも、オススメの教材は以下のものです。
- NHK語学講座
- VOA Learning English(アプリ)
アメリカの子供番組も非常に良い教材です。
しかし、上記の教材よりも入手しづらいため、ここでは上の2つをオススメします。
スピーキングは以下のように練習します。
- 英文を1文再生し、一時停止する
- 英文をリピートする
たったこれだけです。
シャドウイングをススメている本やサイトを見かけますが、リピートをすれば十分です。
シャドウイングは、ちゃんとやろうと思うとかなりむずかしいです。 シャドウイングをマスターする時間があれば、その他の練習に時間を使いましょう。
リピートも、リスニング同様1日15分程度練習すると効果的です。
忙しい社会人だと、リスニングとリピートを合計して、30分練習するのが限界かもしれません。
スピーキングの詳細については、以下の記事を参照してください。
短期間で効果を上げる英語スピーキング勉強法
ライティング
ライティングの練習は、リスニング、リーディング、スピーキングの練習よりもむずかしいです。
しかし、リスニングのように、聞き取れなくて、もどかしい思いをすることはありません。
最近は日本の会社で働いていても、海外とメールでやり取りすることがよくあります。
このため、簡単な英文は書けるようにしておくと、いざというときに困らずにすみます。
ですので、少しずつ練習してマスターしてしまいましょう。
ライティングでは複数スキルを総動員
ライティングでは、語彙や文法などいろいろな要素を複合的に使いこなす必要があります。
これが、ライティングが難しく感じる大きな要因です。
文法が得意でも語彙が乏しければ、よい英文がかけません。
また、語彙だけ豊富でも、文法を知らないとやはり良い英文がかけません。
ボキャブラリーの重要性
ライディングにおいては、文法も重要ですが、書きたい文章に関連する単語を知らなければ、文章をまったく書けません。
その点では、まずはボキャブラリーを強化する必要があります。
会社でメールを書くなら、基礎的なビジネス用語はあらかじめ覚えておくと便利です。
NHKラジオの「ビジネス英語」講座なら、ビジネスの内容を広く扱っているため、ビジネス用語を覚えるのに適しています。
ボキャブラリーと文法を使って文章を組み立てる
自分が書きたい文章の基礎的なボキャブラリーが身についたら、文法の知識を使って文章を組み立てます。
英語全般にいえることですが、ライティングを上達させるなら、「習うより慣れよ」でどんどん英文を書くことが重要です。
最初は、書こうとしても、手が止まることが多いと思います。
しかし、日常的に英文を書いていると、あまり考えずに英文が頭に浮かぶようになります。 まずは、1日1文でよいので、英語で文章を作りましょう。
ライティングの詳細についは以下の記事を参照してください。
英語ライティング 短期間で効率的に身につける方法
継続すれば英語は必ず使えるようになる
以上、英語の習得に必要な4つのスキルについて説明していきました。
英語は、英語自体がむずかしいのではなく、英語の勉強を続けるのがむずかしいです。
特にリスニングは、聞き取れないともどかしくて本当にイヤになります。
しかし、継続することで、必ず聞き取れるときがやってきます。
ですので、その日が来るまで、あきらめずに楽しんで英語を勉強してみてください。
何か質問があれば、「お問い合わせ」のページからメッセージを送ってください。